開業してから、年末に仕事納めのブログを書くのですが、なんで今頃になって去年の仕事納めの記事を書いているのかというと、ずっとやる気がなかったからです。
整体師がやる気がないってどういう事?って思うかもしれませんが、施術はとても好きなので楽しくできていたのです。
やりたいことはできるのですが、自分があまり好きでない事、義務的にしなければなら異様な事務作業などの細かいことが、いつのまにかおっくうになってできていなかったのです。
やろうと思っているけど、手がつけれてないことってありませんか?
という状態が続いていたのですが、ようやく脱出できました。
じつはここ数年、体調が優れていなかったんです。
どのように体調が優れていないかというと、大抵のことは、自分で整体やら気功やらで改善できてしまうので、問題なかったのですが、心が本調子じゃなかったのです。
仕事で整体をすること自体は問題はないけれど、仕事が終わるとなんかやる気が出ないとなり、事務作業をためてしまったり、依然できていなかったことをするのにめんどくさく感じたり。
これって、自分のお店、我が院(笑)、こころとからだの整体院にくる方の症状と同じなのです。
で、元気になって卒業する人を見ていて、いいなぁ俺も自分に施術してほしいって、たまに思ってました。
で、そんなこと思ったり思わなかったり、こころが本調子じゃないまま過ごしてたら転機が訪れて、2つ良いことが起こりました。
一つ目は今までより、洗練された手技が出来るようになって、施術結果の精度が上がったのことです。
開業してから、整体の技術は当然のこと、気功のヒーリングなど、良くできるなら何なんでも取り入れて、良い施術の結果を出す方法をいつも探してきました。
整体で体だけ調整しても良くならない方は、こころの傷などの精神の問題が体に影響を与えて、症状の根本原因になっているという事もあります。
過去の出来事が腰痛や肩こりなど一般的な不調から、呼吸が浅い、息苦しい、など自律神経の不調、不安障害や強迫性障害、うつ病などあらゆる症状の根本原因になりうるのです。
前からアプローチもできていたし、この理屈も理解していましたが、手技だけでは難しかったのです。
しかし記憶や精神などこころの傷が関係するような複雑な心身の症状も手技だけで改善出来るようになれたのです。
以前の施術法より短時間で即効性があり効果が高く分かりやすいという所が魅力です。
お客さんにも良い事ですし、仕事が効率良く、サクサク進むのは気持ちがいいものです。
2つ目が自分にとって良かったことでした。
ある日、あれ?これって自分に対しても施術できるんじゃないの?と、先ほどの施術を自分にできないかと思ってやってみたら、出来てしまったのです。
結果はどうなったかというと、活力や、やる気が出てきて、きがついたら夜まで事務作業が出来ていたのです。
いままではやりたいけど、途中で集中力が途切れてしまったりやる気が起きなくてやめていました。
ある日気が付けば満足するまで机に向かっていられる、気持ちに身体が付いてくるというような感じです。
力がみなぎるというのですかね。
なので今は気分がとてもよく過ごせています。
がぜんやる気が出て、仕事が楽しいので、沢山の施術をこなしたくなり、お客さんがどんどん来てくれたらよいなと思います。
なぜなら色んな不調に挑戦して、良い結果をいっぱい出していくのが、楽しみでワクワクするからです。
10年たってやっと本当の意味でこころとからだの整体院になれたような気がします。
接客面ではまだぜんぜんですけど、人は向き不向きがあるので、自分は技術に特化したいと思います。
そして有難いことに、こころとからだの整体院を開業してから10年がたって、いまだ継続してお店を経営できているわけです。
今までこの10年で施術以外にも色々してきました。
人を雇って別の整体院を出し、整体を教え、独立開業のサポートをしてみたりというようなことです。
もちろん技術の向上はいつも常に意識してきました。
それでもごくごくまれに結果が出ない時があって申し訳ないという気持ちでいっぱいになったこともあります。
Googleの口コミにぼろくそ書かれたりすることもあります(笑)
評価が星4か5か、星一つと見事にハッキリ別れるのも、自分らしくて良いなと思っています。
というか口コミであれだけ書けるなら、面と向かって言ったら?言ってくれたら、対処するのにと思いますけど、やっぱり言えないのかな。
でも、今もなお店が存続できているという事は、世間に許されているというか、必要とされているのかなと思ってまだ店をやってます。
ホントに必要とされていなければ、いくら自分が整体院を続けたいと思っても、出来ませんからね。
なので、今後も自分の技術を磨いていって、困っている人が、最速で良くなって喜んでもらえる仕事が、さらに出来るように努めます。
お店が継続できるのは間違いなくお客さんあってのことなので。