なかなか効果が分かりにくい骨盤矯正ですが、いったいどのくらいで効果が実感できるの?と思われている方も多いでしょう。
もちろん人によって骨盤の状態も違うため、骨盤矯正によって効果を実感できるまでの期間も違ってきます。また、骨盤矯正をしているとどのように体に変化が現れるかも気になりませんか?
今回は、骨盤矯正がどのくらいで成果が表れるのか、どういった効果を実感できるか、骨盤矯正の効果はどのくらい持続するのかにスポットを当てます。
骨盤矯正とは?
骨盤矯正と言っても、いろいろな方法があります。整体などに通って矯正してもらうことも一つの方法ですし、自分でできる方法としては、骨盤矯正エクササイズや、骨盤矯正ストレッチ、ヨガのポーズの中にも骨盤矯正に役立つポーズもいろいろとあります。それに、他にもストレッチポールをしようしたエクササイズや、骨盤矯正ベルトなどもあります。
骨盤矯正とは、歪みのある骨盤を正しい位置に整えることを言います。骨盤は体の中心にあり、ここがズレてしまうことで、血流やリンパ液の流れに影響が出たり、体はつながっていますので、他の個所の歪みなどにも関係してきます。
自分で骨盤矯正をする場合には、骨盤の歪みはストレッチで治せる?簡単ストレッチ3選でもあるようなストレッチなどで体の柔軟性をあげ、コリを取ったり、簡単なエクササイズで、歪みを矯正したり、新たに骨盤をサポートする筋肉を着けるなどします。骨盤矯正をしても、普段の生活の中で骨盤が歪む原因がある場合には骨盤が歪む原因を解消することも一緒に取り組んでいく必要があります。
骨盤の歪み方にもいろいろとあり、左右で高さが違う場合や、骨盤がねじれている場合、前へ傾いていたり、後ろへ傾いている場合などもあります。骨盤の歪みをチェックするときも、自分はどのような歪みがあるかを把握することも大切です。
例えば左右差がある場合と、ねじれがある場合なら、対応するエクササイズの方法も変わってくることもあります。
骨盤矯正できるのはどこ?
骨盤矯正をする場合は、整体やカイロプラクティックなどでしてもらうこともできます。
ですが、自分でもできる方法もありますので、自宅でできるエクササイズなどを取り入れることもオススメです。自宅でできる方法としてはヨガや、骨盤矯正ストレッチや骨盤矯正エクササイズなどがあります。どれもハードなエクササイズではなく、時間もそれほどかかりません。
すぐに効果が実感できるわけでは無く、続けて取り組んでいく必要があります。これは整体に通う場合でも言えることで、整体に1回行ったから治ると言うものではなく、症状がひどいときは詰めていく必要があり、その後継続的に整体に通いケアする必要があります。
あなたの骨盤は大丈夫?骨盤の歪みセルフチェック
骨盤の歪みは自分でも簡単にチェックをすることができます。見た目だと肩の高さに差がある場合や、足の長さに左右差がある場合、簡単に歪みを見つけることができますし、骨盤の歪みから股関節や膝に痛みを感じることもあります。骨盤の開きはO脚やX脚の原因になりますので、O脚、X脚で悩んでいるのなら、骨盤の歪みを疑ってみてもいいかもしれません。
見た目では分からない骨盤の歪みは、簡単なセルフチェックをすることで見つけることができます。痛みや見た目に差が無いのならいいんじゃない?と思う方がおられるかもしれません。
ですが、見た目で分からない歪みも内臓を圧迫して内臓機能の低下を起こしたり、生理痛や生理不順の原因になることもあります。症状が重くなる前に自分でセルフチェックをして気付き、適正なエクササイズを続けることで改善することをオススメします。
自分でできるセルフチェック法
骨盤の開きをチェック
- まずは骨盤の開きの左右差が無いかチェックしてみましょう。
- 床などに仰向けに寝そべります。
- そして、かかとを少し離して両足をまっすぐと伸ばします。
- 左右のつま先の開く角度に差が無いかをチェックしてみましょう。
正常な開きは二つの足の間の角度が80度から90度と言われています。骨盤に傾きがある場合には、つま先が違う方向へ向いています。足が80度から90度も開かない場合には、骨盤が閉じすぎている可能性があります。90度よりも大きく開くようなら骨盤が開きすぎている可能性があります。
骨盤が開きすぎていても問題が起きますが、締まりすぎもよくないです。
骨盤が閉まりすぎは、熟睡ができなくなる可能性が高いです。夜はぐっすり眠りたいものです。骨盤が閉まりすぎている人は寝つきもよくなく、寝ている時はマラソンをしているようなもので、朝は肩が凝りつかれている可能性は高いでしょう。
次に、骨盤が閉まりすぎている人はイライラしやすくなります。寝つきはそれほど気にしたことがないものの、骨盤の開きが正常になればもっとよく寝れるようになるの?とちょっと期待してしまいます。
骨盤の歪みチェック法
先ほどは骨盤の開きについて見てみましたが、今度は骨盤の歪みを見ていきましょう。
骨盤の歪みをチェックする方法はいろいろありますが、まずしていただきたいチェックは斜め座りです。お姉さん座り、女の子座りなどとも呼ばれますね。正座をして、片側に脚をずらす恰好です。
このチェックをしてみて、両方に痛みが無い場合には大丈夫ですが、片方に痛みがあるようでしたら骨盤の歪みが疑われます。
自宅でも簡単にできる骨盤矯正に有効な運動や体操
骨盤の歪みが開きなどがあると分かった場合には、自宅でストレッチやエクササイズを行うことで改善することもできます。色々な方法がありますので、自分に合った方法を見つけましょう。
どのエクササイズやストレッチも難しくはなく、取り掛かりやすいので、寝る前など体が温まっているときに行ってみてください。
骨盤矯正①骨盤をスムーズに動くようにするストレッチ
- 仰向けの横になり、両足を伸ばします
- 片膝をお腹の前で抱えます
- 息を吸い、足を引き寄せながら10秒キープをします
- 一度緩めて、また引き寄せます
- 3回行って、反対側も同様に行います
骨盤矯正②骨盤の高さを調整するストレッチ
- 仰向けに寝て脚をひざ下でたてるように曲げます
- その状態で息を吸いながらお尻を上げ、肩から足までが一直線になるようにし10秒キープします
- 緩めて、再度おしりを上げます。3回繰り返します。
骨盤矯正③骨盤の動きを良くするストレッチ
- 仰向けに寝て、膝を抱えます。
- 呼吸をしたまま骨盤の上の骨に体重を乗せるようにして左右に体重を移動させます。
- リズムよく30回行い腰から骨盤にかけての筋肉をほぐします
骨盤矯正に役立つエクササイズ
今度は、骨盤矯正に役立つエクササイズです。
骨盤エクササイズ:骨盤リセット
- 両足をそろえて立ち、腰に手を当てて骨盤を回すように動かします。
- 大きく円を書くように行うことがポイントで左右30回ずつ行います。
- 仰向けに寝て、膝を立てます。
- 息を吐きながら両ひざをくっつけて片方へ倒します。
- 反対側も同じようにして、それぞれ10回ずつ行います。
- 仰向けになって、膝を抱えます。
- 骨盤と背中とでゆらゆら揺れるように背中全体で揺れます。20回行います。
こちらでもストレッチをご紹介しています。
骨盤がズレやすい生活習慣はなに?
骨盤がズレてしまう可能性のある生活の中の癖はできるだけ改善していきましょう。例えば、頬杖をつく癖や、足を組むクセ、片足に体重をかけて立つクセなどです。片側に重心が行く行為を続けることで骨盤は歪んでしまいますので、気を付けましょう。
骨盤矯正を受けたら、どのくらいの期間持続する?
骨盤矯正を受けて、どのくらいその効果が持続するのか、気になります。
骨盤矯正のために整骨院などに通う場合、最初は2週間に一度のペースで通い、安定すれば一ヶ月に1度くらいのペースにするようです。骨盤の歪みが取れた後も、普段の生活などでまた歪みが生じるため、定期的に通う必要があるようです。
これはあくまで目安で、その人の症状によっても変わってきます。
一方自宅でのセルフケアについても調べてみました。自分でストレッチや骨盤矯正に効果のあるエクササイズをした場合、効果が出てくるまでに必要な期間長くかかるようです。そして、短時間に矯正するよりも、長く時間をかけ徐々に体に良い状態を覚えさせることが大切です。なので、じっくり時間をかける必要がありますので、ストレッチやエクササイズを覚えて、普段から続けるようにしましょう。
骨盤矯正後に気を付けたいこと
骨盤矯正をしても、普段の姿勢の悪さなどがまた歪みを起こしてしまうことがあります。整った状態に一度しただけでは、すぐに元の状態に戻ってしまうので、気長に骨盤矯正を続ける必要があります。骨盤矯正後に気を付けたいことは、普段の習慣を見直すとともに、自分でできるストレッチなどを続けることをオススメします。また、よい姿勢を保つための筋肉を鍛えることを有効です。
まとめ
骨盤矯正には長い時間がかかるため、短時間で矯正しようとせず、ゆっくり時間をかけて行いましょう。長年かけて覚えてしまっているからだの歪みは矯正してもまたすぐ戻ってしまいます。ですが、何度も続けていくうちに整った状態を維持することができますので、すぐに効果が出なくても続けることが大切になります。