ストレートネックとは

当院のストレートネックについての話です、『病院に行ってレントゲンを取ったら病院の医師にストレートネックと言われたんですが、、、』と言う声が多いです。他にも『整体院でもストレートネックと言われて、そのせいか首や肩がこったり背中が辛いんです』という方がいます。ハッキリ言いますこれは間違いです。

パソコン、スマホなどの長年に及ぶ悪い姿勢などが原因で、体が歪んで首がこっているだけです。じつは日常生活を送っているだけでも人は歪んでしまいますから。

もし物理的に骨格がまっすぐなら、なぜ今辛い思いをしているのか、今後物理的にまっすぐなら一生このまま辛い思いをして生きていくのか?と言う話に少しなってしまいませんか?
当院では病院などでストレートネックと言われた方々が、普通に以前のように首や肩や背中のコリを感じないで生活できるようになっています。

首の働きについてですが、本来首の骨は、前方への緩やかなカーブをしており、歩行や動作から頭部を守るため、衝撃を吸収する役割をしています。何かしらの原因で、首周りの骨や筋肉に大きな負担がかかり、体にさまざまな異常が現れます。

首は身体と脳をつなげる大切な神経や血管が走っているため、この部分の骨がずれてストレートになると、周りの神経や血管、筋肉にも影響を与えてさまざまな症状を引き起こします。

ストレートネックと言われる症状

ストレートネックが原因と言われる症状は肩こり、首こりといった日常的な症状からはじまります。いつものことだし病気のうちには入らないからと、ついつい放置してしまうこともあるのではないでしょうか?

このこりを放置してしまうと、首の動きに制限がかかり、左右や、上を向けなくなったり、首を動かすたびに痛みが走ることもあります。

また、症状が重くなってくると首以外の広範囲に広がることもあります。たとえば、頭痛、めまい、腕や手のしびれ、吐き気、胸やけ、倦怠感、眼精疲労などがあり、頸椎ヘルニアや頸椎症に移行してしまうこともあります。

首の問題だけではなく肩こりや腰痛、頭痛、他には慢性的な疲労感や、姿勢が悪くなって猫背になってしまい、見た目も本来より自信がないように見えてしまう事もあります。

ストレートネックの原因

一言で簡潔にいうと、人は誰でも生きているだけで、体が歪んでしまいます結果として、猫背になったり、ストレートネックと言う状態になります。ちゃんと整えてあげればすぐに楽になります。

  1. 使い過ぎ
    上下や左右などの反復動作が多い職業の方や、日常生活でそういった動作の多い方もいるのではないでしょうか?
    人間の頭の重さは体重比で8〜13%と言われており、体重が50kgの人だと頭の重さは5kg程度となります。
    普通に正面を向いている場合だと頭の重さ分(5kg)だけが頸椎にかかっていますが、そこから下を向くとどんどん首にかかる負担は大きくなっていきます。
    首を下に向けた場合に首にかかる力は正面を向いた状態 5kg、15度首を曲げると12kg 、30度で18kg、45度で22kg、60度で27kgにもなります。
  2. 過去の外傷やケガ
    転倒や交通事故、むちうち、運動中の転倒、スポーツや格闘技による頭部や首への衝撃や外的ストレスにより、首の骨がゆがみ、動きを制限してしまったことが原因となります。首全体に影響を及ぼし、時間の経過とともに、体が歪んでストレートネックと言われるようになってしまします。
  3. 老化
    老化によって首周りの筋力低下や頸椎椎間板の弾力性が損なわれてしまい椎間板のクッション機能が低下して、首のカーブが減少してストレートネックとなってしまうことがあります。
  4. 姿勢
    主にスマートフォンの操作は、自然と首を下に傾けた姿勢となり、下に首を傾ける角度が増せば増すほど首にかかる負担は増えます。
    文字の入力には指先のみで細かな作業を行っているようですが、実際は指を自由に動かすために、手首、肘、肩、首を固定させる体の使い方をしているため、徐々に首のカーブが失われていき、ストレートネックになってしまうのです。
  5. ストレス、疲労
    ストレスによって交感神経が優位になると、首や肩の筋肉が常に緊張し、持続的に力が抜けない状態になります。首という部分は、大事な神経や血管の集まる重要な器官です。筋肉の緊張がら血液の循環が低下することで、首の後ろを通っている自律神経にも大きな影響を及ぼします。

ストレートネックの改善方法

ストレートネック改善のための枕、筋トレやストレッチなどがWEBでよく紹介されていますが、ほとんど意味ありません。強く押したり強く引っ張ったりするような刺激の強いケアは基本的におすすめできません。できる範囲で気持ちいいと感じられる程度のセルフケアを取り入れ、症状がこれ以上悪くならないようにしましょう。

病院でストレートネックと診断された場合は一般的に、リハビリやマッサージ、電気治療や首の牽引、痛み止めや湿布の処方などが行われることが多いです。しかし、症状の出ている部分だけを矯正したりマッサージをしても、やはり根本的な解決にはなりません。

身体は急に体調不良を起こすことはなく、症状の出ている部分だけが悪いということはほぼありせん。全身の骨格・筋肉・内臓・神経・頭蓋骨のゆがみやねじれがあると、血液やリンパの循環や、神経の伝達にも異常が生じ、身体全体に影響を及ぼします。つまりどこか1か所だけが不調というのは、ケガがおきた瞬間くらいということになりますね。からだのゆがみやねじれは、それぞれが協力し合ってバランスををとったために起こります。

これが解消されないと、補正の補正、と全身へと波及してしまいます。施術でこのゆがみやねじれを取ってあげることで、背骨から首にかけてだけでなく全身の筋肉も正常となり、頸椎の緊張を緩めることができます。