肝硬変による腹水 60代 男性

顔を見て挨拶をすると、えらく顔色が悪くやつれていた、気になったので『顔色が悪いけど、体調はどうですか?』と声をかけると、『実は、最近みんなに言われます。顔色が悪い原因は肝硬変になって肝臓が悪いから。肝硬変自体は症状がないんだけど、お腹に水が溜まるのが辛い。立っていても横になっていても背筋を伸ばすような姿勢になるとお腹が痛いので、一時間ごとに目が覚めて眠れず、寝不足だから食欲もなく具合が本当に悪いです』と聞いて、お腹の不快感は腹に溜まった水、腹水だけではなく、腹圧が関係していると思い、体のゆがみが改善して腹圧に関係する横隔膜、腹横筋、骨盤底筋が正常に機能すれば、多少なりお腹の痛みや不快感が軽減できるのではと考えた。

うつ伏せになれないので、仰向けと座ったままでの施術となった。

結果は、立って歩くときにお腹を押さえて猫背で前かがみにならないと、肝硬変による腹水で、お腹の痛みで歩けなかったのが、姿勢を気にせずに歩けるようになり、仰向けの状態でもお腹は痛くないとのことで、一安心。

後日様子を聞くと、『以前は、睡眠して一時間ごとに目が覚めていたが、夜中に一度目が覚める程度になり良く眠れた、それと立ったまま膝が腰より上に上がらなかったから、ベッドに腰掛けてズボンを履いていたが、立ったまま履けるようになった』とのことなので、そこまで足腰が弱っていたということですが、施術により、思わぬ効果が出ていたようです。

肝硬変や腹水の為の施術はできませんが、体のゆがみを取り自然治癒力が働くと意外な効果が出ます。以前施術を受けられた方が『癌の疼痛が楽になった』という方もいるので想像以上に広い範囲で影響があるのでしょう。

池袋駅 徒歩一分の整体院 池袋 こころとからだの整体院

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