小学生から続く肩こり 30代 女性

来院の理由は、日常的に首と肩がこりすぎて、痛みがあり、背中と肩甲骨まで全体的に辛いとのことでした。肩こりや首こり以外には、目覚めが悪く寝た気がせず、常に疲れているとのこと。

身体の状態は、筋肉が非常に硬くなり、姿勢も悪く、顔色もよくありませんでした。特にひどかったのは、右肩がこりすぎて、右肩の筋肉がこぶのように盛り上がっていたことでした。初回の施術では、体の緊張を解いて、心身ともにリラックスする施術をメインに行い、その後3回ほどは筋肉の癖と骨のゆがみの調整を行いました。

5回目に来院された時には、『肩こりのせいで痛みがあったが、肩がこるとはほとんど感じなくなりました、それと右肩の盛り上がっていた筋肉のこりがだんだんなくなってきてます』と教えてくれました。そこで、『ちなみにいつから肩や首のこりをかんじるようになったのですか?』と尋ねると『小学生のころからなので、かれこれ20年くらいになります』と教えてくれました。 その時は(そうなんだ、20年以上肩こりに悩むって結構長いな~) なんて思いながら会話をして施術を終えました。

で、数日後に思い返してみたら、20年以上続く不快な症状が3~4回ほどで、気にならないほどになるって凄いんじゃないの!?と冷静に考えてみました。

なぜなら、普段から、これが普通だからです。どんなに体調や顔色が悪く、病院の検査で異常がなく、今回の様に5年10年もしくはそれ以上続く症状でも、適応範囲内の症状であるならば、必ず効果が出ます。こういうことが当院では普通なので、来てくれた方の改善具合に、良いのか悪いのか感覚が鈍くなってしまっていたのかも。なので、最近は、珍しいケースもないし、ブログに書くことがないなと思っていましたが、意識しなおしてみる必要がありそうです。

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